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100人で100回のお手伝いをするための新たな挑戦

17千人ほどの町、新富町。

この小さなまちで新たな挑戦が始まりました。

日常生活の小さな手助けや困りごりを地域の人同士で助け合う仕組み、たすけあい「蓮」。

通常、地域に入ると無償でお互い助け合うのが一般的ですが、「蓮」は、有償のボランティアという形で”たすけあい”をします。

この「蓮」を立ち上げたメンバーの一人、相馬まち子さんがその思いを語ってくれました。

高齢者だけではない、日常の小さな困りごと

 

新富町は自衛隊基地でも有名で、高齢化率は近隣の町村よりも低い一方、高齢者の一人暮らしが多いのも現状。

そして、”ちょっとした困りごと”は、高齢者だけではなく、子を持つ母親、農繁期で忙しい農家さんなど世代や職業に関わらずだれにでも発生します。

その”ちょっとした困りごと”を地域の余っている力とマッチングさせる、住民主体の有償ボランティア組織「蓮」を運営するのが、みんなの幸せネット「からふる」。

英語の「色とりどりの」という意味のcolorfulから「いろいろな方と」「なんでもやります」という思いを込めて「からふる」と名付けました。

からふるの活動の1つでもある、ゴミ拾い活動。町内のゴミ拾いを通じて、からふるを知ってもらえるのではと始めた。

 

相馬さんも「からふる」メンバーの一人です。

「からふる」は、新富町の未来を考える地域づくりの勉強会をしているメンバーで立ち上げた任意団体で、有償ボランティア組織「蓮」を運営する他、新富駅近くでコミュニティカフェ「新富ふれあいの居場所」も運営。

初年度はNPO団体からのサポートがありましたが、2年目以降はボランティアチケットの収入の一部や廃品回収等で運営費をまかなっていく、独立した組織を目指していきます。

町外の人も利用可能、いつでもだれでもがコンセプト

 

相馬さんは、宮崎の日向市出身で結婚を機に新富町に定住します。

結婚当時は保育士をしていましたが、義兄が社会福祉士になったことに影響を受け、介護福祉士になります。その後、ケアマネジャーの経験を経て、現在は生活支援コーディネーターをしています。

「物好きで、なんでもやっちゃうんですよ」と楽しそうに語る相馬さん。

「蓮」は、利用したい会員がチケットを購入し、1時間のお手伝いごとにボランティアスタッフに1枚のチケットを渡すというシンプルな仕組みで、お手伝いの内容は様々。

一人暮らしの高齢者が転倒などによりできなくなってしまった、買い物、料理、ゴミ出しなどの日常のお手伝いからベビーシッター、病院の付き添い、農業のお手伝い、話し相手など多岐に渡ります。

ボランティアスタッフは、50-60代のリタイヤした人や仕事の合間に地域と関わり合いを持ちたい人などが登録。

ボランティア養成講座を受講した後、実際にお手伝い(ボランティア)に入ります。

月に1時間のボランティアが地域を変える?

 

ボランティア養成講座が開かれる、ふれあいの居場所。週2回だけオープンする、コミュニティカフェにもなっており、近所のおばあちゃんたちをはじめとするお茶会の場となっている。家具や電化製品などの備品は町の人の寄付によるもの。

 

「(専門ではないので)行く前は不安そうにしているスタッフも戻ってきたら、イキイキとしている。」

中には「冷蔵庫の中身が同じだったので認知症の疑いがあるのでは」といった課題や改善点やなども持ってくるスタッフもいます。

「今は小さな力だけど、月に一回(1時間)動ける人が100人いたら、100回のお手伝いができる!」と今後の目標を語ると同時に、相馬さん自身も「今はボランティアスタッフとして支える立場だが、逆になった時に次の世代に私を支えてほしい 笑」という思いもあるそう。

「新富にはたすけあい”蓮”があるからいいよね」と言われたい。

 

「現在の蓮の活動は、高齢者を助ける部分が大きいけど、将来的には子供達が大きくなり、こんな仕組みが新富にあるから将来帰ってくるってなれば嬉しい。」

福祉現場でキャリアを積んだ相馬さんはこのような将来の新富町を見据えます。

「先のことはどうなるか分からないが、今できることを精一杯やる」

福祉をはじめとするたすけあいの組織や方法は、その地域ごとのニーズやサービスをうまく把握したら、規模やお金だけではない繋がりができ、より豊かな暮らしになるのではないでしょうか。

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