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空き地・空き家活用の糸口は「生産者」と「消費者」のつながり〜入口で呼び込み体験で魅了する〜

令和2年1月24日に新富町総合文化交流センターきらりにて開催された講和『今さら聞けない「有休資産の活用術」』。課題に直面している方やこれから課題に直面するであろうと考える方などが参加されました。

今回の講師は、株式会社パソナJOB HUBの“旅するように「はたらく」部長”こと加藤遼さんです。
日本全国の有休資産を利用した事例を数多く紹介され、参加者のメモが止まらない講和の様子をご紹介します。

課題と楽しみながら向き合う

参加された方は、まず初めに今の取り組みや講和に参加する前の気持ちを全員と共有しました。そんな中、新富町で民泊を営んでいるというご夫婦のお話に、加藤さんも耳を傾けます。

民泊を始めてから、これまで世界中を視察してきました。民泊サイトにも登録しているのですが、なかなか客足が伸びずに対策を考えています。
でも、どんなおもてなしをしたらお客様が喜んでくれるか考えるのが楽しくてたまらないのです。

そう口にする奥様に対し、加藤さんは、

これまで全国たくさんの方とお話しさせていただきましたが、民泊をされている方の多くは、課題に楽しみながら向き合っていました。
まさに奥様のような方。是非、これからも楽しみながら運営してもらいたいです。一番の魅力はご夫婦の人柄でしょうから。

そう話をするとご夫婦は、少し照れた様子で微笑んでいました。

何もできないことに対する危機感

全国の事例を紹介する中で、加藤さんは、

地域にお住いの方は、自分で食べ物を作ったり、機械の修理をしたりできるという方が多い印象があります。しかし、都市部で生活する方の場合、それらができない方が本当に多いのです。

東日本大震災の時、私は東京にいましたがコンビニに行っても食料がない。お金があっても食べることができない。
そんな体験をしたからこそ、震災後は若い方も「生産」というものに危機感を感じています。
だから、旅をしながら学ぶ若者が増えてきているのです。

糸口は人とのつながり

地域では「何もないから人を呼べない」と考えている方がいらっしゃいます。
しかし、全国には何も作らずに観光客を増やしている地域もあるのです。

ここでキーワードになるのは、人とのつながり。

都市部では本当に人とのつながりが薄くなっています。
そこで、自分で何かを作るという経験をするために、人は地域に行き学ぼうとするのです。
私も民泊サイトを利用するときは、その宿にどんな人がいるのか見てから選ぶようにしています。
そこで出会った人々の価値観を自分の人生に役立てようとしているのです。

消費型から生産型の観光へ

「観光=消費」という考え方も近年変わってきています。
先ほどのように、旅をしながら学ぶという「生産型ツーリズム」が全国の地域で企画されています。
観光客からお金を貰って作物の生産を手伝ってもらったり、イベントのお手伝いをしてもらったり。そのような経験は価値があるものとしてお金を払ってくれるのです。

地域にお住いの方が特別だと思っていないことにも価値はあるのです。そのような視点から観光というものを改めて見つめ直すと、何を目的として有休資産を活用するのかというものが見えてくると思います。
くらしを旅にすることで「旅するように働く」「働くために旅をする」という可能性が地域にはたくさんあるのです。


質疑応答でも時間が足りないほどの盛り上がりをみせた今回の講和。
地域の魅力を、普段と違う角度から改めて見つめ直すことができる時間となりました。

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