「健康は長く考えていくもの」お客さまの“独立”を目指すパーソナルジム

新富町の基本情報

今回インタビューをおこなったのは、2019年から新富町の地域おこし協力隊として活動されている本武郁也(ほんたけ・ふみや)さん。同町にある「Personal Gym LOCAL」のオーナー兼トレーナーでもあります。

「パーソナルジム」とは、トレーニングマシンなどの器具を使用できるだけでなく、一人ひとりに合ったトレーニングメニューの提案やマンツーマン指導、食生活のアドバイスなどをおこなうジムのことです。

本武さんにお話をうかがう中で印象的だったのが、「お客さまにはいずれ“独立”してほしい」という言葉でした。「通い続けてもらえなくていいの!?」と一瞬思いましたが、この言葉には思わず納得の“真意”が隠されていました。

一つのものにはまると“徹底”したい性格

ーー体を鍛えはじめたきっかけは何でしたか?

本武さん(以下、本武):東京に住んでいた時にジムに通い始めました。きっかけはあまり覚えていませんが、「なんか体動かしたいな」と思ったのでしょうね。

自宅の近くにもジムはあったのに、わざわざ遠い駅の方まで歩いて行っていたんですよ。仕事の帰りが夜11時頃になったとしても、片道20分ほどかけて通っていました。

昔から何か一つのものにはまると、細かいところまで徹底したい性格なんですよね。

思いついたら即実行、約2ヶ月後にプレオープン

ーーなぜパーソナルジムを始められたのですか?

本武:東京にいたときから「パーソナルトレーナーの仕事は楽しそうで夢があるな」とは思っていましたが、はじめからこの事業をやろうとしていたわけではありません。

以前僕はワインを輸入・販売している会社に勤めていたことがあり、もともとは「地元でワインのお店をやりたい」と思ってUターンしました。

2019年12月にお店をオープンすることができたのですが、そのタイミングがちょうどコロナ禍とぶつかってしまったんです。お店が営業できなくなったり、売上が落ちたりしたので、「今後飲食業界は厳しいんじゃないかな」と痛感しました。

「どうしよう。何かないかな」と思っていたときに、「ジムがあるじゃん!」と思いつきました。そこから実行するまでがとても早かったと思います。

それを思いついたのが2020年の年末で、年明けから物件を探し始めました。1月中には物件を決め、2月から借りた物件のDIYを始めました。そして3月1日にはプレオープンした形です。

ーー早いですね!もともとご自身が体を鍛えていて知識があったことも大きかったのですね?

本武:知識はあったのですが、それまではずっと独学で勉強していたんですよね。地元の友達からダイエットや食事についての相談を受けるようになり、「これは仕事として成り立つし、きちんと勉強しなくてはいけないな」と思ったので、資格の取得を考えました。

パーソナルトレーナーという職業は免許や資格がなくてもなれますが、いくつかの団体や協会が発行している資格があります。僕はNESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)の“パーソナルフィットネストレーナー”という資格を取得しました。

健康でありたい人の手助けをするジム

ーー「Personal Gym LOCAL」の特徴を教えてください。

本武:お店のコンセプトは、機能改善や「健康でありたい」という人の手助けをするジムです。よくありがちな“2ヶ月でマイナス10kg”といった、短期間でのハードなダイエットは体型が戻りやすく、無理をしなければいけません。

僕はお客さまにストレスなくトレーニングを習慣づけてもらいたいんです。「イヤイヤやる」「続かない」ということは絶対避けたいので、楽しみながらやってもらえるように心がけています。

通い続けてもらうことが一番ではありますが、僕はいずれお客さまに“独立”してほしいと思っているんですよね。自分でジムに通ってトレーニングできるまでに育てたいです。

LOCALは安い料金設定ではないので、通い続けるのは大変だと思うんですよ。最近は24時間営業のジムなど、安い会費で通えるところがたくさんあります。そういったところでトレーニングを継続してもらい、たまに僕のところに来てもらえたら嬉しいです。

ーーお客さまにもトレーニングの基礎知識などを身に付けてもらっているのですね?

本武:そうですね。健康は瞬間的なものではなく、長く考えていくものです。瞬間的に教えても結局離脱してしまうのであれば、むだになってしまいます。そうならないためにも分かりやすい言葉を使いつつ、時には専門的な言葉も交えることで、お客さまにも理解度を上げてもらえるようにしています。

僕はこうしたコンセプトを必ず最初のカウンセリングの段階で伝えているんです。「思っていたものではなかった」という人には会員になってもらえないと思いますが、そこは変えずに一貫してやりたいですね。

ーー会費はどのような仕組みになっていますか?

本武:今圧倒的に多いのは回数券(4回券・税込17,000円、8回券・税込33,000円)でのご利用です。「こういう使い方の方がいい」という声をたくさんいただきました。もともとは1ヶ月会員・2ヶ月会員・ビジター(単発利用)の3つだったのですが、今では僕も回数券をおすすめしています。

「お客さまにいずれ“独立”してほしい」という本武さんの言葉は、「健康は長く考えていくものなので、自分でトレーニングを継続できるようになってほしい」という思いから発せられたものでした。

Personal Gym LOCALの見学は無料。初回は税込2,500円で体験できます。「気になる!」という方は、ぜひLOCALのInstagramやホームページをチェックしてみてください!

Instagram:https://www.instagram.com/gym_local_/

ホームページ:https://personal-gym-local.square.site/

*private jim LOCALの体験レポートはコチラ

writer:河野史

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

ランキング

  1. 1

    荒れ放題の竹林を宝の山に。早起きは3文の得どころじゃない!~タケノコ生産者 中山秀雄さん~

  2. 2

    最大40種類!海の見えるカフェ『HATSUNE』はビュッフェ天国だ!

  3. 3

    28歳で脱サラし、宮崎マンゴーで農業にチャレンジ

  4. 4

    ライチの花が満開。いよいよ5月から収穫期に突入!~ライチ生産者 森哲也さん~

  5. 5

    【リンク】宮崎県新富町PRムービー

  6. 6

    「児湯」(こゆ)って何? 地名の由来になったとある神様のお話

  7. 7

    リピーター続出!宮崎市唯一の柿の葉すし専門店が新富町の夜市に出店を続ける理由

  8. 8

    「世界一甘いキュウリ作りたいっすね」というキュウリ農家を取材してみた!

  9. 9

    40年文句なし!竹村ぶどう園“達人”の秘密を初公開!

  10. 10

    「一ツ瀬川の天然ウナギはとにかくうまいです」~うなぎのかわの~

ふるさと納税のお申込みはお早めに

TOP